6月 08
マリオと稲川淳二の共通点はヒゲのみ
ヒゲ。それは全ての男垂涎の憧れのアイテムであろう。
ためしにお洒落雑誌をひらくとヒゲをはやしたモデルたちが見て取れることを考えるとやはりヒゲは男のマストアイテムといえよう。
しかしだ、アゴヒゲが多く、男の象徴である口ひげをたくわえたモデルがいないことに気付く。
例えば男らしさ200%の故チャールズ・ブロンソン。
殺された数はダントツ!世界一有名なヒゲ親父のマリオ。
ありもしない恐怖話を家族のために考える、日本の夏の象徴である稲川淳二。
どれもダンディズム溢れる男ばかりだ。私も是が非でも欲しい。
あのたくましい口ひげが!…しかし悲しいかな私はヒゲが薄い。
アゴひげはおろか口ひげも生えない。せいぜいのばしたとしてもただの無精ひげで片付けられてしまう。
私の友人であるヒゲリストのMに泣きながら相談した。「ヒゲが欲しい、欲しいよぅ!憎い!お前のヒゲが憎いぃぃ!」
激昂した私をなだめたMは静かにこう呟いた「ヒゲも限界を超えると邪魔なんだぜ…」Mの悲しい瞳を見てある言葉を思い出した。
「隣の芝生は青く見える」
そうか、ないものねだりなのだ。よくよく考えてみるとマリオや淳二ばりの口ひげなど加藤茶&志村けんの名コント「ヒゲダンス」のまさにそれではないか!!
瞬時に理解した私はこう思ったのだ。「あごヒゲのほうがお洒落に見えるな」先ほどの激昂したときの自分が嘘のように実に軽やかな気分で家路についた。
私の後姿を見送る友人の顔は何か複雑な実に味わい深い表情であったがそのときの私には考える余裕はなく、まるでつき物が晴れたかのような気分であった。
しかしヒゲが生えぬ事実を家に到着後思い出し酩酊したのはきっとドン・フライの陰謀かもしれない。